【台風・ゲリラ豪雨など】車のエンジンにまで浸水した場合の対処法って?
2013/10/25 Fri. 12:01
車が冠水したときの対策について教えて!
まず、目安としたいのがタイヤに対する水の高さです。おおよそ3分の1ほどの高さまで水があるようでしたら、運転は避けたほうが無難。さらに水深が深くなり、2分の1の高さにまでなってしまった場合は、何かしら車やエンジン系統にダメージを与えると思ってください。
また、絶対に運転してはいけないのは、マフラーに届くほどの水位となっている場合です。マフラーに水が入ってしまうと、一発でNG。アクセルがかかっている状態では、まず水が入ることはありませんが、アクセルペダルから足を離した瞬間にエンストしてしまうこともあります。
乗用車の場合平均的なマフラーの高さは、地上からおおよ30cmで、成人男性の膝よりも少し低いくらいです。道行く人の膝くらいまで水深が来ていたら、運転は控えてくださいね。
また、エンジンが浸かるほど水が来たのであれば、車内の電気系統にも水が浸かっている可能性が高く、内部でショートしている場合が多いでしょう。さらにいえば、マットやシートなども濡れている場合、カビが発生するばかりか、汚水の臭いが染み付き、とてもじゃありませんが乗れる状態ではなくなってしまいます。
エンジンの影響以外にも、水たまりのなかでタイヤが浮袋代わりとなり、スタックすることも。いずれにせよ、豪雨や台風時に車の運転をするのは、自滅行為としか言いようがありません。
同じ程度の修理でも、車の年式や修理工場によって金額は大きく変わってきますが、最低額の目安は次の通りです。
この額はあくまで目安で、電気系統の部品交換・配線の引き直し、内装で濡れた箇所の交換、ミッションやエンジンの交換が必要となった場合はさらに修理費用は跳ね上がり、数百万円に及ぶことも。
また、保険会社により補償限度額が変わるため、足りない分は自腹を切らなければなりません。愛車を手放すのが惜しく、高額な修理費を払ったとしても、一度水没してしまった車には様々なトラブルがついて回ります。座席のバネやブレーキペダルなどのサビに始まり、シートや座席にシミ、エンジンルームには汚れが付着し、エアコンをかけると、ドブの臭いがする……といった現象に悩まされるハメになることも。
いくら水没してしまったとはいえ、すでに車に対し愛着が湧いてしまっていることも多いでしょう。とはいえ、快適なカーライフを続けたいのであれば、手放す勇気も必要かもしれません。
JAFによると、完全にエンジンが動かなくなった場合は、すぐに車を止めてエンジンを切り、ドアを開けて足をおろし、水深を確認することが大事、とのこと。すぐに足をつけ車外に出るのではなく、深さを確認してからにしましょう。足元の深さを確認したら、来た方向へ引き返します。この場合も走るのではなく、一歩一歩、地面を確認するように歩いてください。その理由は、浸水時にフタの外れたマンホールに落下する可能性があるためです。たいてい、マンホールの下には下水が凄い勢いで流れていますから、生きては帰れません。
安全な場所まで来たら、ディーラーもしくはJAFに連絡してください。間違っても、水が引いたからとはいえ、もう一度エンジンをかけてはいけません。電気系統を破壊し、感電する危険があります。
また、ドアが開かない場合は窓からの脱出を試みましょう。この際、外に背を向けながら外に出ると脱出がしやすいです。窓からの脱出ができない場合は、胸から首辺りにまで浸水が上がるのを待ち、ドアロックを解除してからドアを足で蹴り、開けてください。
浸水時の対応や保険、エンジンに対する影響等まとめ

■ どの高さまで水が来たら走れないの?
走行不可となる水深について
ここ数年、台風やゲリラ豪雨により、洪水しているというニュースをたびたび見かけます。何も予定がなければいいのですが、予定があったり、通勤などで、車を走らせなければならない人も多いでしょう。車やエンジンにあまり良くないことと思いつつ、どれくらいの水深であれば走らせても大丈夫なのでしょうか。まず、目安としたいのがタイヤに対する水の高さです。おおよそ3分の1ほどの高さまで水があるようでしたら、運転は避けたほうが無難。さらに水深が深くなり、2分の1の高さにまでなってしまった場合は、何かしら車やエンジン系統にダメージを与えると思ってください。
また、絶対に運転してはいけないのは、マフラーに届くほどの水位となっている場合です。マフラーに水が入ってしまうと、一発でNG。アクセルがかかっている状態では、まず水が入ることはありませんが、アクセルペダルから足を離した瞬間にエンストしてしまうこともあります。
乗用車の場合平均的なマフラーの高さは、地上からおおよ30cmで、成人男性の膝よりも少し低いくらいです。道行く人の膝くらいまで水深が来ていたら、運転は控えてくださいね。
■ エンジンが水に浸かってしまうとどうなるの?
浸水がエンジンに与える影響について
エンジンが回っている状態で給水口から水が入ると、空気などと同様に水を圧縮しようとしますが、水は圧縮できませんので、部品が曲がり、壊れてしまいます。また、エンジンが浸かるほど水が来たのであれば、車内の電気系統にも水が浸かっている可能性が高く、内部でショートしている場合が多いでしょう。さらにいえば、マットやシートなども濡れている場合、カビが発生するばかりか、汚水の臭いが染み付き、とてもじゃありませんが乗れる状態ではなくなってしまいます。
エンジンの影響以外にも、水たまりのなかでタイヤが浮袋代わりとなり、スタックすることも。いずれにせよ、豪雨や台風時に車の運転をするのは、自滅行為としか言いようがありません。
修理費はいくら位かかるの?
エンジンや電気系統だけでなく、シートにも臭いが残るという散々な目に合わされる車への浸水ですが、修理にはいくらくらいかかるのでしょう。同じ程度の修理でも、車の年式や修理工場によって金額は大きく変わってきますが、最低額の目安は次の通りです。
- シート下まで冠水……約25万~
- シート上まで冠水……約50万~
この額はあくまで目安で、電気系統の部品交換・配線の引き直し、内装で濡れた箇所の交換、ミッションやエンジンの交換が必要となった場合はさらに修理費用は跳ね上がり、数百万円に及ぶことも。
また、保険会社により補償限度額が変わるため、足りない分は自腹を切らなければなりません。愛車を手放すのが惜しく、高額な修理費を払ったとしても、一度水没してしまった車には様々なトラブルがついて回ります。座席のバネやブレーキペダルなどのサビに始まり、シートや座席にシミ、エンジンルームには汚れが付着し、エアコンをかけると、ドブの臭いがする……といった現象に悩まされるハメになることも。
いくら水没してしまったとはいえ、すでに車に対し愛着が湧いてしまっていることも多いでしょう。とはいえ、快適なカーライフを続けたいのであれば、手放す勇気も必要かもしれません。
■ 水たまりの中で動かなくなってしまった!
車が冠水し、エンストした際の対処法
さて、急に豪雨に見まわれ、運悪く車が水没、エンストしてしまった場合はどうすれば良いのでしょう。JAFによると、完全にエンジンが動かなくなった場合は、すぐに車を止めてエンジンを切り、ドアを開けて足をおろし、水深を確認することが大事、とのこと。すぐに足をつけ車外に出るのではなく、深さを確認してからにしましょう。足元の深さを確認したら、来た方向へ引き返します。この場合も走るのではなく、一歩一歩、地面を確認するように歩いてください。その理由は、浸水時にフタの外れたマンホールに落下する可能性があるためです。たいてい、マンホールの下には下水が凄い勢いで流れていますから、生きては帰れません。
安全な場所まで来たら、ディーラーもしくはJAFに連絡してください。間違っても、水が引いたからとはいえ、もう一度エンジンをかけてはいけません。電気系統を破壊し、感電する危険があります。
また、ドアが開かない場合は窓からの脱出を試みましょう。この際、外に背を向けながら外に出ると脱出がしやすいです。窓からの脱出ができない場合は、胸から首辺りにまで浸水が上がるのを待ち、ドアロックを解除してからドアを足で蹴り、開けてください。
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