軽トラック情報館｜大阪事業所

　車の機能性を保つために必要となるギアオイル。

　このギアオイルとは、どのような役目があるのでしょうか？

　そこで今回は、ギアオイルの役目や交換時期などについてまとめてみました。

　さて、ギアオイルとは、どのような意味があるのでしょうか？

　ギアオイルとは、トランスミッションやトランスファーの潤滑を目的としたオイルの一種です。


　このギアオイルの主成分は石油や天然ガスなどを含んだ鉱物油や化学合成油となり、これに潤滑用の添加剤を加えた製品です。


　また、ギアオイルの役目としてはギアのシフトチェンジの際に摩擦や摩耗などを少なくし、スムーズに変速を行えるようにします。


　さらに、ギアオイルは主にMT車に用いられ、車種や装置の種類によって異なる規格があります。


　また、ギアオイルは熱や空気に触れることで劣化しやすいため、定期的に交換する必要があります。

　では、ギアオイルの交換時期は、どれくらいの頻度で行えば良いのでしょうか？

　この交換時期は、2年に1回が目安となっています。

　これは車検の期間と重なり、この時に交換することが多くなっています。


　また、走行距離が2万kmに達した場合はギアオイルが減っている時期であるため、交換した方が良いとされています。


　さらに、シフトチェンジを頻繁に行う走行をしている場合は、トランスミッション内部の油温が上昇しやすく、ギアオイルの劣化が早まります。

　このため、交換時期の間隔も短くなり、定期的なメンテナンスが必要となります。

　ここまではギアオイルの交換時期などについて説明してきましたが、次の項目では粘度や規格などについて詳しく触れていきます。

　さて、ギアオイルの粘度や規格は、どういう意味があるのでしょうか？

　このギアオイルの粘度とは、粘り気を数値で示しています。

　また、ギアオイルの粘度が高い場合は熱に対する性能が高くなりますが、スムーズに変速できなくなる恐れがあります。


　さらに、粘度が低い場合は熱に対する性能が下がりますが、ギアがスムーズに変速しやすいことが挙げられます。


　このため、ギアオイルはそれぞれの車種に合ったものを選ぶ必要があります。

　また、ギアオイルの規格は米国石油協会によって基準が定められていて、6等級に区分されています。


　このギアオイルの規格の基準は、数字が大きくなるほど以摩擦抵抗に対応する性能が上がります。

　また、APIGL-1やAPIGL-2の規格は、車に使用されることはありません。


　さらに、APIGL-3やAPIGL-4の規格は、トランスミッションや動力に差をつけ振り分ける差動装置を潤滑するために使用されています。


　加えて、APIGL-5やAPIGL-6の規格は状態の悪い差動装置にも対応でき、高速衝撃に耐えることができます。


　上記のような交換時期や粘度について覚えておけば、ギアオイルを交換する際に役立つのではないでしょうか？